神奈川県逗子市池子2丁目で5日午前8時ごろ、市道沿いの土砂が崩れ、通行中の女子高校生(18)が死亡した事故で、崩れた土砂が道路上に13メートルにわたり、最大約2・5メートルの高さで積み上がったことが県警などへの取材でわかった。犠牲になった女子高校生は通行中に事故に巻き込まれたとみられる。神奈川県は土砂崩れの原因について、「分析できていない」としている。
県警逗子署や逗子市消防本部などによると、崩れたのは片道1車線の市道沿いにある高さ約15メートルの斜面。道路から高さ約7メートルまでは石積みだが、上部は土砂に草木が生えた状態だった。土砂は少なくとも高さ約7メートル、幅数メートルにわたって崩れた。急斜面であることなどから、2011年11月に神奈川県が土砂災害警戒区域に指定していた。
崩れたのは私有地で、2004年にマンションが建てられていた。逗子署が住民らに聞き取ったところ、崩落前、のり面の異常や工事をしていたという情報はないという。
救助にあたった逗子市消防本部…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル